いわき地域復興センターでは、平成26年7月10日(木)「いわきの水産業を知ろう!見学バスツアー」を開催しました。市民の皆さまにいわきを中心とした水産業の現状を知っていただくこと、また震災被害を振り返り、復興に向けて改めて考える機会を提供することを目的として開催し、市民29名の方にご参加いただきました。そのようすをご紹介します。
①9:30~10:20
いわき明星大学 環境放射線測定室
測定器の説明および検体準備から測定完了までの放射能検査の一連の流れを説明しました。また、隣室にて除染研究成果や放射能検査集計結果等のパネル展示を行い、学生が中心となって説明しました。
②11:00~11:45
小名浜機船底曳網漁業協同組合 いわき地区漁協放射能検査所
小名浜魚市場仮設事業所内に設けられた前処理室・検査室の2室を順に見学させていただくとともに、測定器や検査体制、試験操業等について詳しくご説明いただきました。
③12:00~12:30
いわき・ら・ら・ミュウ
「ら・ら・ミュウの震災から現在までの歩み」
津波のようすを収めたDVD上映や資料をもとに、被害状況や復興に向けた取り組みについてご説明いただくとともに、震災から現在に至るまでの歩みをお話しいただきました。
バス移動【いわき・ら・ら・ミュウ→いわき明星大学】
東日本大震災で津波被害の大きかったいわき市沿岸部(豊間・薄磯地区)を通り、車窓より現在の状況をご覧いただきながら移動しました。
④14:30~15:30
講演「福島県水産業の再生に向けて」
講師:福島県漁業協同組合連合会 災害復興プロジェクトリーダー 柳内 孝之氏
場所:いわき明星大学 教員談話室
東日本大震災および原子力災害による福島県沿岸の被害状況と現在の状況、県内各地区の試験操業や海洋モニタリング検査の取り組み状況、今後の課題や復興計画等についてお話しいただきました。
このたびのバスツアーは、市民の皆さまにいわきを中心とした水産業の現状を知っていただくことを主な目的として企画致しました。福島県の沿岸漁業および底曳網漁業は、原発事故の影響により操業自粛を余儀なくされています。漁業再開に向けた基礎情報を得るべく、県によるモニタリング結果より魚種を限定した小規模な操業と販売を試験的に行い、出荷先での評価を調査する試験操業を行っています。今回のツアーでは、特にその検査体制について学ぶことが出来ました
なお、バスツアーのようすは、いわき市のホームページより動画でご覧いただけます。
【いわき動画チャンネル】明日へ ふるさといわき ~力強い復興と再生に向けて~ 第5回 http://www.city.iwaki.fukushima.jp/topics/018694.html
※平成26年8月3日テレビ放映された動画です。
いわき地域復興センターでは、今後もこのようなバスツアーを企画予定です
皆さまのご要望を、是非お寄せください。 (いわき地域復興センター ☎0246-38-7132)